あるデザイナーの告白。

あるデザイナーの告白。実話である。

膝痛で歩くのもやっとなのに、マラソン大会で3.5km走ることになった→完走できたのか?

木曜日、ジム主催のマラソン大会でした。会場はヤンマースタジアム長居で。チームメンバーとたすきをリレーするマラソンで42.195kmを走り切るってな感じの企画。

 

12月頃からチョロチョロ、ランニングマシーンで走ったりしておりました。10キロ後ぐらいのペースで軽く走れているのでこれぐらいなら大丈夫です。学生の頃、陸上部だったので、まぁ走るぐらいは大丈夫だろうと思ってました。

 

ところがどっこい1月にバーベル持ってエクササイズするスタジオで汗を流していたのですが、終わった後から膝に異変が…。

 

なんか明らかに膝が痛いなぁ…っと。あれれ、お正月ゴロゴロしすぎて体なまっちゃったか?久々にジムで動いて膝痛めっちゃったのかなぁ〜、まぁ重症ではないよねーぐらいな軽い気持ちでした。

 

だけど、日常歩いてる時も痛くなりはじめて、痛いから痛い方の足をかばうように歩いてしまうようになりました。明らかに歩き方がおかしい状態に。

 

そんでスタジオで動くのも支障がでるように…。膝をあげると激痛が。

動くのがやっとで膝なんてあげてたら涙でるぐらいの痛み、正直ココロが折れるぜぇな痛み。シンドくて動けないならまだいいですよ。体力つければいいので、気持ちは行きたいけど、痛くていけないという。なんとも空回りな感じ。

 

そんな感じなんで走ることなんてできませんよ。(キッパリ)

ランニングマシーンで走っていたとき、最初はちょっと走れても途中で痛すぎて歩く。20分でギブ。ぜーったい走れる気がしない。完走できるのかさえわからない状態。

 

マラソン大会前の準備(ヒザ痛の人用)

とはいえ、それはさすがにマズイよねーということで、調べる。

同じような症状でマラソンに出ましたーという人っているんですね。

 

・ランナー膝用のテーピングする。

バンテリンの膝サポーターを付けて走る。

ロキソニンをレース前に飲む。

 

という感じの人がいました。コレ全部試しました。

もうねぇ、病人じゃねーかよッて感じ。ボロボロだよね。

 

ま、しょうがない。まともに歩けないので、こうするしかないのですよ。

ここまでやって、走れなかったら、もうねぇゴメンナサイって言うしかないよね。って

 

マラソン大会の当日

そして、当日。木曜日ですね。長居競技場に到着。その後、ゼッケンをもらったり、走る順番など確認。そして、コースをかる~くアップすることに。ほんと、最初は歩く感じで。でも、左側が痛いので歩き方がぎこちない。

 

膝サポーターをしていても、やっぱり痛い。膝をできるだけ動かさないようにしながら、かるーくジョグしてみる。痛い、痛い、イタタタ、イタタタ。

 

歩く、歩く、歩く。ジョグ、イタタ、イタタタタ。

うわー無理やん、ぜったい完走できねーわ。

 

左足に力を込めてみる。

 

あ、痛くない。

 

でもピノキオみたいだ。超ぎこちねーし。

しかたない、こうじゃないと痛いもん。

 

ほんと、疲れないぐらいのジョグで3km終了。

最悪ジョグ位な感じなら行けることを確認。

 

ただ、MAXどれぐらいスピードがでるのか、わからないまま終わる。不安しかないw

 

ジョグをしたあと、ストレッチして、終わる頃に。

リレーマラソンの第一走者のスタートする時間に。第一走者がどんな走りをするのか。とりあえず見てからチームがいる場所に戻ろうか、ということに。

 

第一走者の走り

1位の人が疾風の如く走る、走る。まるで西宮神社の福男選びのような走り。

足の回転がまったくもって違う。ガチすぎて引いた。

 

ヤベーなあいつらといいながら、チームのもとに。

 

僕は10番目なので、それまでチームの応援したりしながら時間を過ごす。ほんと待つだけ。ほんで、自分の番が近づいてきたので、アップ。かる~く走ってみることに。すると、あんまり痛くないぞ。

 

あ、これは走れるだろう。という気持ちに。

心配したり、安心したり、ほんと、忙しいやつだな。

 

アップしながら時間がすぎていき、自分の前の走者が外周を終え、最後のトラックにはいってきました。

 

ちょっとだけドキドキ。あっという間にタスキをうけとる。

 

俺は最後まで走れるのか?

前に走っている人がいたので、その人のペースに合わせて走ることに。そんなに早くなかったので、この人についていこうと考えながら走る。

 

そうしたら、すぐに失速。

あれ?どうしたんだろうっと思ったら、

「2周目はさすがにきついわ…」と。

前に走ってる人は2周目だったみたい。

 

ペースメーカー的なひとを失い、ひとりで走ることに。

 

ひとりで走るのって孤独なのできつい。

息のしにくい苦しさも、足に伝わる衝撃とかも、

やけに気になる。なにもまぎれる感じがしない。全部自分で受け止める感じ。

 

胸を張って、腹筋に力を込めて、肩のちからをぬいて。

豆腐を足で潰す感じのイメージで走る。

 

ぜんぶ、youtubeと本の受け売りだ。

 

走る練習はぜんぜんしていない。ランニングマシーンだけだ。

はじめてアスファルトの上で走る。ちょっとした坂がきつい。足が痛いので踏ん張れない。走るってのはこんな感じなんだなっと。

 

1人抜いて、2人抜いて、1人抜かれて、2人抜かれて。

えーっと、どれだけ抜いたか数えようと思ったけどまあいいや。

 

「今半分ですよー」スタッフの人が話しかけてくれた。

そっか、半分か。まだまだいけそうだ。

 

このままのペースでどこまでいけるかな。

わかんないけど。やってみる。

 

自分がどんなフォームかわからないけど。胸をはって、腹筋に力を込めてをずっとやっていた。競技場が見えてきた。右側にチームの応援団も見えた。嫁と、ジムで一緒になるおじさん、おばさんたちとタッチしながら最終コーナーを曲がり競技場に。

 

競技場はアスファルトと違って、跳ねる。走りやすい。いけるぞー。

トラックの最終コーナーを曲がると、もうひとつの応援団が声援を贈ってくれた。

ちょっと苦しいけど手を降ってみた。ぜんぜん余裕ないけどw

そのまま、そのまま。そして次の走者にタスキを渡す。

 

よかった~終わった。終わったぞ。

終わってヨタヨタ歩いていると、右脇腹イテー。走ってるときは気が付かんかったけど。

 

ってな感じで完走できましたわ。ってことで寝ますわ